
オーガニック市川・松戸について
主な活動内容
【設立趣旨】
東京に隣接する市川・松戸にこそ、安全かつ環境に優しい循環型農業を通じて、オーガニック野菜の素晴らしさ(世界に一つだけの形、旨さ)を、地域レベルで協力して推進し、喜びと驚きを根付かせます。
その地域活動から全国へ共感と連携の連鎖を作り、世界レベルのオーガニック大国への仲間入りを目指します。
【オーガニック世界認証 IFOAM PGSとは?】
国際有機農業運動連盟(IFOAM)が推進する「参加型保証システム(PGS)」による小規模農家向けの有機認定が世界で広がっている。農林水産省の推進する有機JASなどの第三者機関による認証ではなく、多様な関係者が相互に認め合う認証の仕組みです。
IFOAMは、国が認証する有機JASとの大きな違いは、地域の消費者や生産者など多様な人が参加し、小規模な単位で有機農業を承認しあう仕組みです。この参加型保証システム(PGS)という制度は、現在では世界標準の仕組みとして、米国やニュージーランドなどの77ヵ国で約110万人の農家が承認を得ている。
日本では、この取り組みは全く認知されておらず、承認を受けたのは岩手県の「オーガニック雫石」が2015年に承認を受けたのみです。
【なぜ市川・松戸にIFOAM PGS認証が必要か?】
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「有機農業」「有機農産物」「オーガニック」などの言葉は本来、有機農業を営んでいるのであれば、誰でも使える言葉であるはず。しかし、有機JAS認証を得ないと「有機農業で栽培している」と言う、さらに表示すらできないのが現実である。(有機JAS認証無くして「有機」の表示が出来ない。)つまり、有機JASの壁がその表現する機会すら奪われた状態です。(日本有機農業研究会 魚沼道郎理事長「有機農業推進議員連盟学習会」2019年10月30日より抜粋)
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農業従事者の声として有機JAS認証を得るたには「費用負担が高く、書類作成負担が大き過ぎる。」 オーガニック雫石の前例として、有機JASの1割以下で認証を取得。(1万円以下)
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農林水産省は2021年度補正予算で、市町村が主体となって、まとまった有機農業に取り組む地域づくりを支援し、2024年に124都市を「オーガニックビレッジ」となりました。さらに農林水産省は、2030年までに200市町村創出する目標に向けて推進ししています。市川・松戸においても、行政と一体となって食の安全、環境保全を推進する日本のリーダーとなる都市を目指す取り組みを支援していきます。
【参加団体】
千葉県内の行政・法人・個人が、サスティナブルな未来のために、千葉でつくり、運び、食べて、使って、そして千葉で子どもを育て、家族や仲間と支え合いながら暮らしていくことを真剣に考え、連携して行動する団体です。
IFOAMは、世界中で有機農業の普及に努めてきた草の根の会員組織(国際NGO)です。現在世界100カ国以上の約800以上の団体がIFOAM に加盟しています。IFOAMの目標は、有機農業の原理に基づいた生態学的に、社会的に、そして経済的に健全なシステムの世界的な導入です。



